〜関係人口の増加で「限界突破集落」へ〜『ひがしかどやのうめがり 令和6年』を開催
『ひがしかどやのうめがり 令和6年』を開催しました
〜関係人口の増加で「限界突破集落」へ〜

厚い雲に覆われ、時折小雨となった2024年6月9日(日)の午前10時から昼12時にかけて、鳳来寺山麓の新城市東門谷地区で、地域資源である「梅」を有効活用し、都市山村交流につなげようと地区住民と地区外サポーターでつくる「ひがしかどや明日みらい研究会」が主催し、第8回となる「ひがしかどやのうめがり 令和6年」を開催しました。東三河や西三河、名古屋市、常滑市、三重県四日市市などからから親子連れら約100名が参加しました。
地区内に点在する梅園の一つで、無消毒・無施肥の梅を収穫体験と量り売り(1キロ300円)を行いました。午後からの雨のため、予定されていた懇親会イベント(豊橋市「御料理久間」の出張かまど炊きごはんランチ)は残念ながら中止となりましたが、愛好者による東門谷産の梅で作られた5種類の梅酒の試飲会や、同じく当地区の梅やブルーベリーを自家製シロップにしたかき氷の提供を実施し、参加者からは「自然なさっぱりとした甘さで、ここでしか食べれない味」と好評をいただきました。子供たちは川床が綺麗な梅園横の河川で川遊びやサワガニ取りを体験。また、当事業の後援者である湯谷温泉の観光旅館「湯谷観光ホテル泉山閣」からは日帰り入浴の優待サービスもあり、参加者たちは一日、奥三河の自然や味覚、名湯を満喫しました。
三重県四日市市から家族3人で来場した女性は今回が2回目の参加で、「我が家は転勤族で昨年は新城市内に暮らしていて、インターネットの情報から初めて参加した。とても気に入り、今年から三重県四日市市に移住したが、今年もうめがりに東門谷へいこうと前々から決めていた。また来年も訪れたい。」と1時間半をかけて来場した参加者もいました。
セレモニーも開催され、主催者挨拶で同会事務局長の森田孝徳(46歳)は「現在、当地区には4世帯、6人が生活を営んでいる。年々高齢化と人口減少で集落は寂しくなるばかりだが、梅狩りのような取り組みで関係人口を増加させ、「限界突破集落」をめざして活動に取り組んでいきたい。来年、再来年と継続的な関係を」と参加者に支援を求めた。また、来賓として参加した長田共永新城市議会議長は「世間では消滅可能性都市や限界集落などと言われているが、このような地域を愛してくれる人たちの輪が広がれば必ずこの地域は持続していける。新城市議会としても最大限に取り組みを応援していくことを約束する」と熱いエールを送りました。
来年も6月初旬の開催を予定しています。
【トピック ひがしかどやのうめとは、、、】
かつての国の減反政策(1970年代に生産過剰となった米の生産量を調整するための政策)により、地元農協が田んぼから梅への転作を奨励。その後、新城市は愛知県1位の梅産地となる。多分に漏れず東門谷地区も多くの梅の木が植えられた。しかしながらその後の出荷価格の下落と高齢化により出荷は中止され、現在は「実って、落ちる」だけの梅となっていた。地区には大粒ブランド品種である「南高梅」を中心に「無農薬」「無施肥」でおよそ70本が植えられており、せっかくの地域資源を大切に活用しようと、森田孝徳事務局長が地元住民の協力を得て「ひがしかどや明日みらい研究会」を設立。2016年の第1回「ひがしかどや梅収穫祭」を開催し、「実って、落ちる」だけの梅はこうして100名規模の関係人口の増加をこの地区にもたらしている。


セレモニーで主催者挨拶する森田事務局長

自身も4キロの梅を収穫した長田共永新城市議会議長


梅狩り後の梅酒試飲会ブース、かき氷ブースは大賑わい
例年よりかなり小ぶりですが貴重な梅が収穫できました

参加者の安心安全を見守る交通誘導班

名古屋から実行委員に参加したかき氷班

豊川市最年少の中村太治市議はセレモニー司会者を担当

東門谷名物「長阪梅酒」は6種の銘柄を用意

子どもたちは穏やかに流れる東門谷沢でサワガニ取りと水遊び

ひがしかどやうめとブルーベリーのあいがけふわふわかき氷は大好評

100人を笑顔にさせてくれたひがしかどやの梅たちに大感謝